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川上スクール
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振り返ってみると今の仕事、おしゃべりに関係する世界に入って、14年・・・あっという間でした。
私はアナウンサーではありませんので、勿論最初は今のようにTVのお仕事なんてありませんでした。

最初のお仕事は確かあの柔チャンも一時期CMをしていた(トラクターなどを扱っている)某企業のナレーターコンパニオンでした。私の担当はその当時画期的だった田植え機、ちょっと記憶が定かではないんですけど、一度に何列も均等に苗を植えつけられ、目詰まりなどもおこしにくいというものでした。

まず事務所の社長から担当の機種のパンフレットを渡されナレーターの原稿作りです。これが結構難しい、まずは挨拶から始め、的確にその機種の特徴などをわかりやすくピックアップ、さらに会場の案内なども盛り込みます。
書き言葉としゃべり言葉はまるで違いますし、そもそも人前で喋った事なんて、それこそ学生時代新学期の自己紹介程度しか経験がありませんから、どんな原稿を作っていいのやら?4分くらいの原稿にほぼ徹夜状態。やっとOKをもらっても当日はさらに大きな壁が沢山私の前には立ちはだかっていました。

まずお客さんが目の前にいるという事実に頭の中は真っ白です!基本的にナレーターのお仕事は原稿を持つ事が許されません。短くて、原稿用紙2枚、プロ中のプロは10枚や20枚はへっちゃらで覚えて本番に臨みます。ところが私ときたら練習では完璧に覚えていた数々のフレーズが次々に頭の中から消えていきます。
そして困った事にそのお客さんたちが色々質問してきます。
どれもこれも専門的で私にはまるで呪文のよう、中には「うちの息子の嫁にならんね~」なんてからかう人もいて、しどろもどろの半泣き状態・・・いま考えれば、「私ではわかりかねますので、担当者を呼んでまいります。」なり「残念ながら彼氏募集中ではございません」とにっこり笑って対処すればよかったと思うんですが・・・余裕がなかったんですね~。

しかしあの時培った事は今でも私の仕事の原点、本当に沢山の事を学びました。中でも嬉しかったのは心をこめて話せば不思議と必ず人は立ち止まって耳を傾けてくれたという事実。言霊という言葉がありますが、言葉には魂があります、言葉を大切に、これは仕事だけじゃなくていつも心がけ無くてはいけない・・私の人生のテーマとなったといってもいいくらい。まぁ、日々反省なんですがね・・・。

そんな一杯一杯だった私が今少しだけですが講師のお仕事をしています。勿論おしゃべり専門のスクールです。
めんたいワイドのイムズ前の中継でお世話になっていた川上さんの事務所でのレッスンに加わる事になりました。

生徒をみていると新人当時の自分を思い出します。でも皆私より、度胸もセンスも上をいってます。教えながら関心させられたり「なるほど~」と逆に私が勉強させられたりする事ばかり。
でも何より、夢に向かって頑張ろう!というキラキラした瞳に毎回刺激されて、初心忘るべからず!初心に戻る楽しくて大切な時間です。

リポーターやタレントを目指す皆さん!川上スクールは生徒募集中です。ちなみに婚礼コースなどもあります。詳しくはこちら、電話番号092-531-2203まで!
by yukiko0904jp | 2006-10-20 00:05 | 仕事
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