食育・・・1
2月の3日、「食べ物と命を考えるシンポジウム2007」というシンポジウムの司会のお仕事をさせて頂きました。食料・農林漁業・環境・福岡県民フォーラムと西日本新聞社の主催で行われていて今回で8回目です。食育基本法が施工させる何年も前から毎年開催されています。今回は一部の基調講演が「食育でまちづくり人づくり」と題して、高知県南国市から教育委員会教育長の西森善郎氏をお招きして行われました。もともと小学校の教員から校長を経て教育長に就任した方ですから、現場(子供達)の声、現状を十分すぎるほど分かっていらっしゃいます。西森さんが何をしたか?現在の給食にはない画期的な取り組みを実現させた方です。

簡単にいうと、地場産米の学校給食への導入や家庭用炊飯器による自校炊飯方式の米飯給食を先駆的になさった方。今さけばれている「食」の大切さ、これを学校給食の柱として位置づけた方です。

まず、地場産米の給食への導入・・・地元で作られた安心安全なお米、目の前の田んぼで収穫されたお米がなぜ、学校給食に使われないのか?そんな疑問から、始まったそうです。今でこそ子育ての基本が食にある!まさに食育という言葉がブームのように使われていますがその当時は全く受け付けてもらえなかったそうです。現在南国市では週5日米飯給食、(福岡は週2~3日)そのすべてを地場産の棚田米でまかなっています。その年月まさに9年・・・。(ちなみに福岡はお米に限らず、野菜も含め地場ものはたった8%しか給食に使われていません)色んなご苦労があり聞いているだけで「はぁ~っ!」とため息が会場からも聞こえます。

最初のころは「学校給食を地場産米でやってみては・・・」と提案するも「前例がない・・」のひと事で全く議論にもならなかったりしたそうです。簡単に地場産米といってもそれまで行われている流通問題はかなり高いハードルに違いありません、それまで米を調達していた業者にとっては死活問題ですし、なかなかすぐに流れは変えられるものではありませんものね!

10年一昔なんてよく言われますが、色んなハードルを経て高知県は先導的試行がとりくまれています。地場産のものを使うことによって、子供達も「この野菜はあのおじちゃんが作ってくれたから、残してはいけない!」そんな気持ちが自然に芽生えるようになったといいます。
そして、作り手も子供達に美味しい野菜やお米を食べさせたい!!と農業も活性化したといいます。お米1粒、野菜の葉っぱ1枚の向こう側にあるものを子供達が自然に学んでいく・・・まさにこれが「食育」なんだとおもいます。
飽食の時代だからこそ、いつも手を伸ばせばなんでもある時代だからこそ、人間は色んな命を頂いて生きている、「いただきます」の意味をきちんと子供達に理解できる環境つくりが必要なんだと思います。

(その他、高知県では小学校卒業までに自分でお弁当のレシピを考えさせ、作って、家族に食べてもらったり、食品会社とタイアップして、子供達が考えたネーミングジュースやゼリーなども学校給食に取り入れています。(勿論地元の食材))
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by yukiko0904jp | 2007-02-09 00:12 | 食、ベジタブルアンドフルーツ
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