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感激・・・観劇、パート3
先日、劇団四季の「夢から醒めた夢」を見に行ってきました。この作品は赤川次郎原作のミュージカル。赤川次郎=ミュージカルというのがいまいちピンとこないが、見た人はみんな感動に震えるらしい・・・。映画でもドラマでもなんでも前評判が高いと期待しすぎぎてしまうので、気持ちを抑えながら会場入りした私を待っていたのはびっくりの演出!!感激・・・観劇、パート3_a0094090_22394643.jpg額縁の中にいるお姫様、これ、絵ではなく、額縁をかたどった箱の中に実際人が立っていてにっこり笑っているのです。カメラを向けるとこちらを向いてにっこりポーズまでとってくれます。

感激・・・観劇、パート3_a0094090_22431284.jpg
そしてお隣のミニステージでは鼓笛隊がタップダンスを突然踊りだします。開演30分前からまさに夢の世界があちこちで繰り広げられるのです。劇場に入ってもステージを使って大道芸のパフォーマンスさながらの技を見せてくれます。(写真を撮れるのも異例)皆さん四季の役者さんなのにその技は本格的で会場から沢山のため息と拍手の嵐・・・・で、気がついたら本編のミュージカルが始まっている・・・。こんなに自然に舞台に入り込むのは始めて、まさに夢を見るときの感覚に似ている、寝入りばなの現実と夢の交錯するあの甘いまったりとした空気感なんです。

夜の遊園地を舞台に展開していくこの作品は華やかで楽しい場面とどうしようもない悲しいシーンと交互にやってきてとにかく笑ったりないたり忙しい・・・最後はもう号泣!!会場のあちこちから鼻水をすする音が聞こえてくるので、私も遠慮せずにズルズルっです。
とにかくどうしようもなく悲しい・・・1つは自分に置き換えてしまうから絶えられない・・・でも救いがあちこちにあって、ストーリーを詳しくかけないから難しいけど、今ヒットしている「千の風になって」に共通している、なくなった人を思って必要以上に悲しまないで・・・!という事。
残された人間が悲しみすぎると成仏できない、なくなった人からのメッセージを受け入れて前向きに生きることの大切さを教えてくれる。
私は身近な人間がなくなったときにこのメッセージを受け止める事が出来るだろうか・・?
深いテーマのミュージカルです。

とにかくストーリーテラーの役割も果たす「夢の配達人」はこういいました。
「嬉しいとき、悲しいとき、劇場にいらっしゃい、素敵な夢がおまちしております。」とほんのひと時でも私に夢を見せてくれる劇場に今後も足を運んで沢山の夢を見続けたい!!といまも夢から醒めない・・・私です。
by yukiko0904jp | 2007-03-06 22:56 | その他
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